選挙結果を左右するものとして政党支持率だけでなく、いわゆる浮動票と呼ばれている人たちの動向が取り上げられることが良くあります。浮動票の行方を知る方法としては電話調査などがあります。株式会社グリーン・シップで行っている、0120-659-437から発信される電話調査について調べてみました。
■フリーダイヤル発信の電話調査
フリーダイヤルから発信される電話がかかってくると、何かの売り込みではないかと思ってしまう方が多いのではないでしょうか?しかし、株式会社グリーン・シップのロボットを利用した0120-659-437から発信されるオートコールは、主に世論調査になります。ロボットを利用した0120-659-437のオートコールは、発信先の電話番号を無作為に抽出してかけますので、対象者個人を特定することができない仕組みになっているそうです。以前は、0120-659-437を利用した電話調査対象者が、かなり限定されてしまう傾向にあったようです。
■SMS(ショートメッセージ)を利用した方法も採用
調査対象者を広げるために、株式会社グリーン・シップでは0120-659-437を利用した電話調査ではカバーしきれない人たちを対象として、SMSの利用を採用しているそうです。昨年行われた衆議院総選挙では、0120-659-437のオートコール調査だけでなくSMSでの調査を実施しおよそ65%の回答率を得たそうです。総務省が発表した固定電話の世帯全体の設置率は69%だそうですので、およそ30%の世帯が固定電話を設置していないことになります。なかでも20代5.1%、30代19.6%となっていますので、20代、30代の意識調査をするためには、SMSは欠かせないツールと理解されているようです。携帯電話に0120-659-437から電話がかかってきても、電車に乗っていたりしていては出ることもできませんので、SMSは相手の都合を優先させる方法としても良かったのでしょう。
■アンケートに答えて寄付も出来る
また、株式会社グリーン・シップではスマートフォンでの調査を広げるためにユニークなシステムを取り入れているようです。スマートフォンでの調査に協力した場合は、下記へ寄付されるといいます。
・認定NPO法人J.POSH日本乳がんピンクリボン運動
・日本赤十字社
・京都大学 iPS細胞研究基金
・日本聴導犬協会
・日本盲導犬協会
・日本ユニセフ協会
・あしなが育英会
1回答あたり100円の寄付を行っていて、寄付金は株式会社グリーン・シップが負担しているそうです。ここまで、株式会社グリーン・シップで行っている選挙に欠かせない情報調査について見てきました。従来の0120-659-437を利用した電話調査だけでなく、SMSを利用した調査を取り入れることで、さまざまな世代の意識調査を可能にしているようです。